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■あいさつ

 漬物はご存知のように発酵という過程を経ることで、保存性が増すだけではなく食味や栄養価が向上し、古来より日本人の食生活・食卓には欠かせないものでした。
 加えて、今日では発酵を行う微生物の研究が進んだことにより、発酵食品がもつ抗酸化作用、免疫力向上、整腸作用が注目を集めています。なかでも、漬け物や納豆などの植物性の発酵食品に関わる微生物は、胃酸による影響を受けにくく、腸まで生きたまま届くことにより、われわれの免疫力向上に特に寄与しているといわれています。
 三重県漬物協同組合が平成19年に取得した、特許庁の地域団体商標「伊勢たくあん」は、原料大根をハサがけをして天日干し、じっくりと発酵させて作る伝統的漬物です。伊勢たくあんは長時間発酵させるために独特の香味・酸味と食感・歯ごたえがありますが、これを作るために欠かせないのが三重県産の「御薗大根」です。高度成長期以降大根生産農家は激減しましたが、今後はわれわれ日本人の健康のために欠かせない伝統的発酵食品を守っていくために、漬け物業界が生産農家と連携し、厳しい商標使用規定「原料大根は三重県産、合成調味料・着色料・保存料は使用しないこと等」に基づき、消費者の健康に対するニーズや食嗜好に呼応しながら、「伊勢たくあん」の一層の生産と消費拡大に努めていきたいと考えております。
 また、現在、日本人の野菜摂取量は、幼児から高齢者まで「健康日本21」で設けられた目標値をはるかに下回っています。このような現状の中、気軽にいつでも安心して食べることができるサラダ感覚の「浅漬け」を、県内の採れ旬の野菜の使用はもとより、全国の新鮮で安全な食材を活かし、衛生管理を徹底して皆様に提供することで、野菜摂取量不足を補い健康維持のために活用していただけるよう今後も努力して参ります。
 三重県下15社から構成されている当組合では、今後ともホームページを通じ皆様に伝統的三重県の漬物や新しい漬物に関する情報を発信すると同時に、皆様からさまざまなご感想やご意見をいただき、組合員個々の生産加工技術の向上や、流通販売活動の推進に活かしていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
代表理事  増地 良之


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