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■三重のお漬物
三重のお漬物は・・・



●伊勢たくわあん
 伊勢地方は大根の産地で、以前は師走のころになると、伊勢たくあんの原料の大根を「はさ」にかけた風景がこの地方の田園の風物詩でした。今日では、それは少なくなったものの、昔ながらに、米ヌカ、ナスの葉、柿の皮、唐辛子などを使用し、伊勢たくわんならではの香りと歯ごたえは全国の多くのファンを魅了しています。
●三重のひの菜漬
 ひの菜漬は、滋賀県がルーツです。昔、赤菜の突然変異の紅白のツートンカラーのものが発見されました。その後、品種改良が行われ、現在の姿になり、独特の辛味は特に関西圏で好まれています。栽培は鈴鹿山麓の地域が全国の80%を占めています。ひの菜漬は全国に出荷されており、三重県発の全国ブランド漬物です。

●松阪赤菜
 今から約300年前、松阪城を築いた蒲生氏郷が、近江の国(現在の滋賀県)から伝えたとされ、松阪市が生んだ国学者、本居宣長が「香の物」として好んで食べた記録が残っています。ひの菜の原種とされ、その形状は、根、葉ともに紅色で、一時期栽培が途絶えていましたが、近年見直され、酢漬けやヌカ漬けにして販売されるようになりました。また、新たに生葉をサラダや鍋物に使うといった食べ方の他に煮出した紅色の汁を着色料として和菓子に使う等用途が広がっています。
●養肝漬
 陣中の常備食として、武士の士気を養う、つまり肝っ玉を養う漬物との事より、養肝漬と命名されました。伊賀盆地特産の白瓜の芯を抜き、しそ、生姜、大根、胡瓜等を細かく刻んだ物を詰め、たまり醤油にて熟成させたお漬物です。薄く輪切りにしてお茶漬けに、また刻んで温かいご飯にまぶしてお召し上がり下さい。





●紀州のたかな漬(めはり)
 熊野市の山間地域は、昼夜の温度差が「たかな」の生育に適し、ピリッとした辛さが特徴の「赤大葉たかな」をシンプルに塩だけで漬け込んでいます。漬け上がった「たかな」をサッと水洗いし、軽く絞った葉を広げごはんにのせ、俵状にくるんだ「めはりずし」は駅弁としても愛されている郷土が生んだ味です。


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